“移轉”のいろいろな読み方と例文
新字:移転
読み方割合
いてん33.3%
うつ33.3%
ひつこし33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
片側かたがはのまばらがき一重ひとへに、ごしや/\と立亂たちみだれ、あるひけ、あるひかたむき、あるひくづれた石塔せきたふの、横鬢よこびんおもところへ、胡粉ごふんしろく、さま/″\な符號ふがうがつけてある。卵塔場らんたふば移轉いてん準備じゆんびらしい。
深川浅景 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
あ、エウゲニイ、フエオドロヰチの有仰おつしやるには、本院ほんゐん藥局やくきよく狹隘せまいので、これ別室べつしつの一つに移轉うつしては奈何どうかとふのです。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
とんでも無い親類へ行くやうな身に成つたのさ、私は明日あの裏の移轉ひつこしをするよ、餘りだしぬけだから嘸お前おどろくだらうね、私も少し不意なのでまだ本當とも思はれない
わかれ道 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)