“落日”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
らくじつ41.7%
いりひ33.3%
ラクジツ16.7%
おちひ4.2%
おちび4.2%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“落日”を含む作品のジャンル比率
文学 > フランス文学 > プロヴァンス文学50.0%
文学 > 英米文学 > 詩14.3%
文学 > ドイツ文学 > 詩7.7%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
「いや、敵の腹はどうあるとも、末期まつごに、このゆとりをえたのはありがたい。見おさめの落日らくじつも心しずかに眺められる」
私本太平記:12 湊川帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
海にりつける落日らくじつの光がしだいに薄くなりつつなお名残なごりの熱を薄赤く遠い彼方あなた棚引たなびかしていた。
行人 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
燃えあがる落日いりひけやきあちこちにてんを焦がすこそ苦しかりけれ
雲母集 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
胸のくるしさ空地あきち落日いりひあかあかとただかがやけり胸のくるしさ
桐の花 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
シン軽舟ケイシウリ 落日ラクジツ西山セイザンキワ
武者窓日記 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
西空の棚雲の紫に輝く上で、落日ラクジツは俄かにクルメき出した。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
おれだつて、れにもはふとはおもはない、たゞあの石狩原野いしかりげんやだの、高原たかはら落日おちひ
追憶 (旧字旧仮名) / 素木しづ(著)
そこでは、朝も昼も真夜中も、すべてが夕ぐれの持つ色とにおいで塗りつぶされて、その歴史もその市民も、坂も空地も商業街も電柱も石ころも、それらの発散する捨鉢すてばちな幻怪味と蟲惑こわくも、音楽も服装も食物も、みんな落日おちびを浴びて長い影を引いている。
踊る地平線:01 踊る地平線 (新字新仮名) / 谷譲次(著)