“轉(うた)” の例文
新字:転
家は雨の叩くに任せ、浴槽は落葉の埋むるに任せ、鳥聲獸跡、轉(うた)た山中隱者の感に堪へざらしむ。岩蔭なる一小屋を訪ふ。
日光山の奥 (旧字旧仮名) / 田山花袋(著)
彼(かれ)は、單身(たんしん)山(やま)又(また)山(やま)を分(わ)けて行(ゆ)く新(あたら)しい知己(ちき)の前途(ぜんと)を思(おも)つた。蜀道(しよくだう)磽确(かうかく)として轉(うた)た世(よ)は嶮(けん)なるかな。
魔法罎 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)