“大陽暦”の読み方と例文
読み方割合
たいやうれき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大陽たいやうとは日輪にちりんのことなり。大陰たいゝんとはつきのことなり。れきとはこよみのことなり。ゆゑ大陽暦たいやうれきとは日輪にちりんもとにしてたてたるこよみ、大陰暦たいゝんれきとはつきもとにしてたてたるこよみとなり。
改暦弁 (旧字旧仮名) / 福沢諭吉(著)
すなは地球ちきう自轉じてんにてへば三百六十五と、四半分しはんぶんまはあひだに六億里おくりみちはしることなり。大陽暦たいやうれきはこの勘定かんぢやうもとにして日輪にちりん周圍まはり地球ちきう一廻ひとまはりするあひだを一年とさだめたるものなり。
改暦弁 (旧字旧仮名) / 福沢諭吉(著)
みぎ次第しだいにて此度このたび大陰暦たいゝんれきあらためて大陽暦たいやうれきにはかに二十七日のおこしたれどもすこしもあやしむにらず。事實じゞつそんにもあらず、とくにもあらず、千萬歳ののちいたるまで便利べんりしたるなり。
改暦弁 (旧字旧仮名) / 福沢諭吉(著)