“まろが”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
33.3%
33.3%
33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
水牛の背にも、昆蟲あつまりて寸膚を止めねば、時々怒りて自らテヱエルの黄なる流に躍り入り、身を水底にまろがしてこれをはらひたり。
カムパニアの廣き野は、この頃の暑さに焦げたゞれて、いさゝかの生氣をだに留めざりき。黄なるテヱエルの流の、層々の波をまろがし去るは、そをして海に沒せしめんが爲めなるべし。
くづれたる家の傍、斷えたる水道の柱弓せりもちほとりを、夢心に過ぎゆけば、血の如く紅なる大月たいげつ地平線よりまろがり出で、輕く白きもや騎者のりてかうべめぐりてひらめき飛べり。
豌豆ゑんどうの大さに煉りたるなり。白きと赤きとまじりたり。中には穀物の粒を石膏泥中にまろがして作れるあり。謝肉祭の間は人々互に此丸をなげうちて戲るゝを習とす。