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『屋久島紀行』
ふりがな文庫
『
屋久島紀行
(
やくしまきこう
)
』
鹿兒島で、私たちは、四日も船便を待つた。海上が荒れて、船が出ないとなれば、海を前にしてゐながら、どうすることも出來ない。毎日、ほとんど雨が降つた。鹿兒島は母の郷里ではあつたが、室生さんの詩ではないけれども、よしや異土の乞食とならうとも、古里 …
著者
林芙美子
ジャンル
文学 > 日本文学 > 日記 書簡 紀行
初出
「主婦之友」1950(昭和25)年7月
文字種別
旧字旧仮名
読書目安時間
約24分(500文字/分)
朗読目安時間
約39分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
轉
(
うつ
)
安房
(
あんばう
)
間
(
あひだ
)
尾
(
を
)
一湊
(
いつそう
)
時堯
(
ときたか
)
麥生
(
むぎふ
)