“隱蔽”の読み方と例文
新字:隠蔽
読み方割合
いんぺい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かれえずあるものさがすやうなしか隱蔽いんぺいした心裏しんりあるものられまいといふやうな、不見目みじめ容貌ようばう村落むらうちさら必要ひつえうやうやげんじてた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
勘次かんじ假令たとひ什麽どんなことがあつてもまのあた卯平うへいむかつて一ごんでもつぶやいたことがないのみでなく、只管ひたすらあるもの隱蔽いんぺいしようとするやうな恐怖きようふ状態じやうたいあらはしてながら
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
ひとつにはそれを世間せけん隱蔽いんぺいしようといふ念慮ねんりよかららぬ容子ようすよそほためひてもうごかしたのであつた。しかしながらころした黴菌ばいきんがどうして侵入しんにふしたであつたらうか。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)