“円滑”のいろいろな読み方と例文
旧字:圓滑
読み方割合
えんかつ70.6%
ゑんくわつ17.6%
スムース11.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
円滑えんかつ円滑と云うが、円滑の意味も何もわかりはせんよ。迷亭が金魚麩ならあれはわらくくった蒟蒻こんにゃくだね。ただわるくなめらかでぶるぶるふるえているばかりだ
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
はじめから気質きしつはない家族かぞくとの折合をりあひふにしたがつて円滑ゑんくわつにはかなくなり、なにかにつけておたがひかほあからめ言葉ことばあらくするやうなこと毎日まいにちのやうになつてたので
吾妻橋 (新字旧仮名) / 永井荷風永井壮吉(著)
しかしこれ等の変化はまことに円滑スムースに動いています。しかるに八時五十八分になって、三曲線が折れたような変化をしています。
赤耀館事件の真相 (新字新仮名) / 海野十三(著)