“うごき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
60.0%
動揺10.0%
10.0%
行動10.0%
運動10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
下坂くだりざかは、うごきれると、一めい車夫しやふ空車からいて、ぐに引返ひつかへことになり、梶棒かぢぼうつてたのが、旅鞄たびかばん一個ひとつ背負しよつて、これ路案内みちあんないたうげまでともをすることになつた。
雪の翼 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
ふしづく動揺うごきふるひの中なる
本統に必死の場合とは茲のことだ、余は全く自分の事の様に思い、眸を凝らして秀子の様子を見た、静かだ、実に静かだ、恐れとか驚きとか云う様には顔の一筋だもうごきはせぬ
幽霊塔 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
その行動うごきは掌を指すように藤吉が言い当てていた。
ものの形体かたち運動うごきのいっさいをみ尽してしまって、その頃には、海から押し上がってくる、平原のような霧があるのだけれど、その流れにも、さだかな色とてなく、なにものをも映そうとはしない。
潜航艇「鷹の城」 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)