“制動機”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ブレーキ33.3%
せいどうき16.7%
フェレン16.7%
ブレイキ16.7%
ブレーキ・ドラム16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
汽罐かまの焚きかたから注油の方法にいたる機関助士作業から、蒸気加減弁レギュレーターヴァルヴ反転挺リバーシングリーバーの扱いかた、各種制動機ブレーキの使用法、脇路活栓バイバッス・コック排水弁ドレイン・ヴァルヴの操作法、空転時の処置
私はとっさに、汽笛きてきをならし、制動機せいどうきに手をかけて、汽車をめようとしました。火夫かふたちもみな立上たちあがりました。むこうの汽車でも、汽笛きてきをならしています。
ばかな汽車 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
恋の手綱たづなと荒馬のたてがみはつかみ難いと申しますが、わたくしのこの恋心も、たとえばどのように上手じょうずな運転手が制動機フェレンを掛けたとて、きっとめることはできないと思うのでございます。
何事が起ったのか、と、運転手の Casey が狼狽てて制動機ブレイキを絞ると、トニィは突っ走るような声を弾ませて
土から手が (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
ハンドルで胸を打った……右の制動機ブレーキ・ドラムのシャフトを緩ませたやつがあるんだ……羽田を出たときから、右へばかり尻を振ると思っていたんだが
ノア (新字新仮名) / 久生十蘭(著)