“防空壕”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぼうくうごう94.4%
ここ5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
庭の土塀のくつがえったわきに、大きなかえでの幹が中途からポックリ折られて、こずえ手洗鉢てあらいばちの上に投出している。ふと、Kは防空壕ぼうくうごうのところへかが
夏の花 (新字新仮名) / 原民喜(著)
工場の防空壕ぼうくうごうは少しはなれた裏山にあった。警報とともに、みんなは一目散にそこへ向ってかけつけた。
雑居家族 (新字新仮名) / 壺井栄(著)
防空壕ここやったら、あんた、誰に気兼遠慮もいらんし、夜空襲がはいっても、身体いのかす世話はいらんし、燈火管制もいらんし、ほんま気楽で宜しあっせ」