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うごか
ふりがな文庫
“
動
(
うごか
)” の例文
狭い堀割へと渦巻くように差込んで来る
上汐
(
あげしお
)
の流れに乗じて、或時は道の砂をも吹上げはせぬかと思うほどつよく欄干の簾を
動
(
うごか
)
し始める。
散柳窓夕栄
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
またこの論文の中に「球に正電気を与えて一定の方向に
動
(
うごか
)
すと、丁度その方向に電流が流れているのと同じ作用を生ずるだろう」
ファラデーの伝:電気学の泰斗
(新字新仮名)
/
愛知敬一
(著)
貞白は
直
(
すぐ
)
に抽斎を
訪
(
と
)
うて五百の
願
(
ねがい
)
を告げ、自分も
詞
(
ことば
)
を添えて抽斎を説き
動
(
うごか
)
した。五百の婚嫁は
此
(
かく
)
の如くにして成就したのである。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
が、愈々順番が来ると、自分も久米も夢中になつて舞台の上に飛び出した、丸切り切羽つまつた心持で、機械的に身を
動
(
うごか
)
して居る丈であつた。
学生時代の久米正雄
(新字旧仮名)
/
菊池寛
(著)
此
獣
(
けもの
)
雪を
避
(
さけ
)
て他国へ去るもありさらざるもあり、
動
(
うごか
)
ずして雪中に
穴居
(
けつきよ
)
するは
熊
(
くま
)
のみ也。
熊胆
(
くまのい
)
は越後を上
品
(
ひん
)
とす、雪中の熊胆はことさらに
価
(
あたひ
)
貴
(
たつと
)
し。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
▼ もっと見る
昔は他の男を見て心を
動
(
うごか
)
すものは既に
姦淫
(
かんいん
)
したのと同じだという考え方もあったが、自分は一概にそうは思わない。
私の貞操観
(新字新仮名)
/
与謝野晶子
(著)
その曲は
偶〻
(
たま/\
)
アヌンチヤタがヂドに扮して唱ひしものと同じけれども、その力を用ゐる多少と人を
動
(
うごか
)
す深淺とは、
固
(
もと
)
より日を同うして語るべきならず。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
「なんだ、
査公
(
おまわりさん
)
でねえだ」と、一人の若者、
獅子鼻
(
ししっぱな
)
を
動
(
うごか
)
しつつ
忌々
(
いまいま
)
し気にいうと、中に交った頬被りの三十前後の女房、
黄
(
きいろ
)
い歯を現わしてゲラゲラと笑い
本州横断 癇癪徒歩旅行
(新字新仮名)
/
押川春浪
(著)
「それには僕はこういうことを考えてる」と原は濃い眉を
動
(
うごか
)
して、「一つ図書館をやって見たいと思ってる」
並木
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
母は驚き、途方に
昏
(
く
)
れたる折しも、
門
(
かど
)
に
俥
(
くるま
)
の
駐
(
とどま
)
りて、格子の
鐸
(
ベル
)
の鳴るは夫の
帰来
(
かへり
)
か、
次手
(
ついで
)
悪しと胸を
轟
(
とどろ
)
かして、直道の肩を揺り
動
(
うごか
)
しつつ、声を潜めて口早に
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
詩なりと言わばもとより
昧者
(
まいしゃ
)
の言のみ、趣味的に他が感覚を
動
(
うごか
)
すべき人格と態度とを有するものあらば、その態度すなわち詩、人格すなわち詩と称すべきなり
絶対的人格:正岡先生論
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
顔も
動
(
うごか
)
さなけりゃ、見向きもしないで、(遣ってみるです。)というッきりで、
取附
(
とりつく
)
島も何にもないと。
化銀杏
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
それはあまりに自然の前に立ち、その命令にのみよって一筆を
動
(
うごか
)
す事の習慣から、見ているものだけは描き得るが、実物を離れては画家は何一つとして描き得ない。
油絵新技法
(新字新仮名)
/
小出楢重
(著)
正統帝
(
せいとうてい
)
の
御父
(
おんちち
)
宣宗
(
せんそう
)
皇帝は漢王
高煦
(
こうこう
)
の反に会いたまいて、
幸
(
さいわい
)
に之を降したまいたれども、
叔父
(
しゅくふ
)
の
為
(
ため
)
に兵を
動
(
うごか
)
すに至りたるの境遇は、まことに建文帝に異なること無し。
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
睛
(
せい
)
を
閑所
(
かんしょ
)
に転ずる
気紛
(
きまぐれ
)
の働ではない。打ち守る光が次第に強くなって、眼を抜けた魂がじりじりと一直線に甲野さんに
逼
(
せま
)
って来る。甲野さんはおやと、首を
動
(
うごか
)
した。
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
それによると、衣通媛の兄媛なる
允恭
(
いんぎょう
)
の妃の、水盤の冷さを
堪
(
た
)
えて、夫王を
動
(
うごか
)
して天位に
即
(
つ
)
かしめたという伝えも、水の女としての意義を示しているとするのだ。名案であると思う。
水の女
(新字新仮名)
/
折口信夫
(著)
貴方
(
あなた
)
もいよいよ
深
(
ふか
)
く
考慮
(
かんがえ
)
るように
成
(
な
)
ったならば、
我々
(
われわれ
)
の
心
(
こころ
)
を
動
(
うごか
)
す
所
(
ところ
)
の、
総
(
すべ
)
ての
身外
(
しんがい
)
の
些細
(
ささい
)
なることは
苦
(
く
)
にもならぬとお
解
(
わか
)
りになる
時
(
とき
)
がありましょう、
人
(
ひと
)
は
解悟
(
かいご
)
に
向
(
むか
)
わなければなりません。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
好
(
この
)
み
甚
(
はなは
)
だ
婬婦
(
いんぷ
)
なりしが娘お
熊
(
くま
)
は
容顏
(
きりやう
)
衆人
(
しうじん
)
に
勝
(
すぐ
)
れて
美麗
(
うつくし
)
く見る
者
(
もの
)
心
(
こゝろ
)
を
動
(
うごか
)
さぬものなく二八の
春秋
(
はるあき
)
も
過
(
すぎ
)
て年頃に及びければ
引手
(
ひくて
)
數多
(
あまた
)
の身なれども
我下紐
(
わがしたひも
)
は
許
(
ゆる
)
さじと
清少納言
(
せいせうなごん
)
の
教
(
をし
)
へも今は
伊達
(
だて
)
なる母を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
が、
想像
(
さうざう
)
は
矢張
(
やはり
)
悪
(
わる
)
い
方
(
はう
)
へばかり
走
(
はし
)
らうとする。
如何
(
どう
)
かすると、
恋人
(
こひゞと
)
の
有
(
あ
)
つたことを、
既
(
すで
)
に
動
(
うごか
)
すべからざる
事実
(
じゞつ
)
と
決
(
き
)
めて
了
(
しま
)
つてゐる。
而
(
さう
)
して、
其事実
(
そのじゞつ
)
のうへに、
色々
(
いろ/\
)
の
不幸
(
ふかう
)
な
事実
(
じゞつ
)
をさへ
築
(
きづき
)
あげてゐる。
背負揚
(新字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
真黒くわれ
動
(
うごか
)
ざりあしたより
桜花
(
はな
)
は
窓辺
(
まどべ
)
に散りに散れども
桜
(新字旧仮名)
/
岡本かの子
(著)
稲荷坂見あぐる
朱
(
あけ
)
の大鳥居ゆり
動
(
うごか
)
して人のぼり来る
曙覧の歌
(新字新仮名)
/
正岡子規
(著)
宮子は彼の身体を激しく揺り
動
(
うごか
)
した。
上海
(新字新仮名)
/
横光利一
(著)
保は
彼
(
か
)
の小結社の故を以て、刺客が手を
動
(
うごか
)
したものとは信ぜなかった。しかし
暫
(
しばら
)
くは人の
勧
(
すすめ
)
に従って巡査の護衛を受けていた。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
此
(
こゝ
)
に於てわれ
自
(
みづか
)
ら名づくるに
来青花
(
らいせいか
)
の三字を以てしたり。五月薫風簾を
動
(
うごか
)
し、門外しきりに苗売の声も
長閑
(
のどか
)
によび行くあり。
来青花
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
淫慾
(
いんよく
)
も
財慾
(
ざいよく
)
も
慾
(
よく
)
はいづれも身を
亡
(
ほろぼ
)
すの
香餌
(
うまきゑさ
)
也。
至善
(
よき
)
人は路に千金を
視
(
み
)
、
室
(
いへ
)
に
美人
(
びじん
)
と
対
(
たい
)
すれども
心
(
こゝろ
)
妄
(
みだり
)
に
動
(
うごか
)
ざるは、
止
(
とゞま
)
ることを
知
(
し
)
りて
定
(
さだま
)
る事あるゆゑ也。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
老若いづれはあれど、皆嘗て能く人の心を
動
(
うごか
)
しゝ人の、今は他の
心文牌
(
キヨオル
)
に目を注ぐやうになりしなるべし。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
榮子は御飯が熱いから
厭
(
いや
)
、
冷
(
つめた
)
いからいけないと三度程も替へさせてやつと食べにかゝつて居るのである。それは母を見ぬやうに目を
閉
(
ふた
)
いで口を
動
(
うごか
)
して居るのである。
帰つてから
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
得三
一度
(
ひとたび
)
手を
動
(
うごか
)
さば、万事ここに休せむかな。下枝の命の終らむには、この物語も
休
(
や
)
みぬべし。
活人形
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
三十四年の春になっては寝返りも出来なく顔を自分で拭くことも出来なかった、体を少しでも
動
(
うごか
)
すたびにウンイウンイと
呻
(
う
)
めきの声を漏らされた、この時分にどんな風にして歌を選ばれたか
竹乃里人
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
黄金
(
こがね
)
を
織作
(
おりな
)
せる
羅
(
うすもの
)
にも似たる
麗
(
うるはし
)
き日影を
蒙
(
かうむ
)
りて、
万斛
(
ばんこく
)
の珠を鳴す谷間の清韻を楽みつつ、
欄頭
(
らんとう
)
の山を枕に
恍惚
(
こうこつ
)
として消ゆらんやうに覚えたりし貫一は、
急遽
(
あわただし
)
き
跫音
(
あしおと
)
の廊下を
動
(
うごか
)
し
来
(
きた
)
るに
駭
(
おどろか
)
されて
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
然
(
さ
)
うぢや
無
(
な
)
いです。
貴方
(
あなた
)
も
愈〻
(
いよ/\
)
深
(
ふか
)
く
考慮
(
かんがへ
)
るやうに
成
(
な
)
つたならば、
我々
(
われ/\
)
の
心
(
こゝろ
)
を
動
(
うごか
)
す
所
(
ところ
)
の、
總
(
すべ
)
ての
身外
(
しんぐわい
)
の
些細
(
さゝい
)
なる
事
(
こと
)
は
苦
(
く
)
にもならぬとお
解
(
わか
)
りになる
時
(
とき
)
が
有
(
あ
)
りませう、
人
(
ひと
)
は
解悟
(
かいご
)
に
向
(
むか
)
はなければなりません。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
振
(
ふる
)
ふ共此越前守が
眼力
(
がんりき
)
にて
見拔
(
みぬき
)
たるに相違なし無益の舌の
根
(
ね
)
動
(
うごか
)
さずともサア
眞直
(
まつすぐ
)
に白状せよと申さるゝに平左衞門コハ
情
(
なさけ
)
なき事を伺ひ候もの哉私し儀聊かも
言葉
(
ことば
)
を
飾
(
かざ
)
らず主人の
惡事
(
あくじ
)
を身に
引請
(
ひきう
)
けん事を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
其れは戀と名付くべきものでは無いと云ふやうな斷定が、何時となく
原因
(
いはれ
)
なく、私の若い十六歳の胸の中に
動
(
うごか
)
しがたく
形造
(
かたちづく
)
られて居たのである。
歓楽
(旧字旧仮名)
/
永井荷風
、
永井壮吉
(著)
抽斎は中丸の
言
(
こと
)
に
動
(
うごか
)
されて、美貌の子優善を鉄に与えた。
五百
(
いお
)
は情として忍びがたくはあったが、事が夫の義気に
出
(
い
)
でているので、強いて争うことも出来なかった。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
皆が皆結婚に
由
(
よっ
)
て幸福の得られない現代に、「女は結婚すべきものだ」というような役に立たない旧式な概論に
動
(
うごか
)
される事なく、結婚もしよう、しかしそれが不可能なら
女子の独立自営
(新字新仮名)
/
与謝野晶子
(著)
然はれそは一瞬の間にして、身の在るところを顧み、四邊なる男等の
蹙
(
しか
)
みたる顏付を見るに及びては、我魘夢の儼然として
動
(
うごか
)
すべからざる事實なるを認めざることを得ざりき。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
皇后
(
きさき
)
は時平公の妹なれば内外より
讒毒
(
ざんどく
)
を流して
若帝
(
わかみかど
)
の御心を
動
(
うごか
)
し奉りたるなり。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
「はあ、」と
極
(
きま
)
り悪げに男と見合ってた顔の筋を
動
(
うごか
)
して
湯島詣
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
荒尾は
可忌
(
いまは
)
しげに
呟
(
つぶや
)
きて、
稍
(
やや
)
不快の色を
動
(
うごか
)
せり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
それをば土手に
群
(
むらが
)
る水鳥が幾羽となく飛入っては絶えず、羽ばたきの
水沫
(
しぶき
)
に
動
(
うごか
)
し砕く。岸に沿うて電車がまがった。
深川の唄
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
「さにてもなし、」とまだいわけなくもいやしむいろえ包までいふに、皆をかしさに
堪
(
た
)
へねば、あかめし顔を
汁
(
ソップ
)
盛れる皿の上に
低
(
た
)
れぬれど、黒き
衣
(
きぬ
)
の姫は
睫
(
まつげ
)
だに
動
(
うごか
)
さざりき。
文づかひ
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
皇后
(
きさき
)
は時平公の妹なれば内外より
讒毒
(
ざんどく
)
を流して
若帝
(
わかみかど
)
の御心を
動
(
うごか
)
し奉りたるなり。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
折々吹く風がバタリと窓の
簾
(
すだれ
)
を
動
(
うごか
)
すと、その間から狭い路地を隔てて
向側
(
むかいがわ
)
の家の同じような二階の
櫺子窓
(
れんじまど
)
が見える。
夏の町
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
Otto
(
オットオ
)
Weininger
(
ワイニンゲル
)
というのだ。僕なんぞはニイチェから
後
(
のち
)
の書物では、あの人の書いたものに一番ひどく
動
(
うごか
)
されたと云っても
好
(
い
)
いが、あれがこう云う議論をしていますね。
青年
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
動
(
うごか
)
したる象形的幻想を主として構成せられた写実的外面の芸術であると共にまたこの一篇は絶えず荒廃の美を追究せんとする作者の
止
(
や
)
みがたき主観的傾向が
すみだ川
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
日本の
蓮
(
ロータス
)
は
動
(
うごか
)
し
難
(
がた
)
いトラジションを持っている。ギリシヤの物語で
神女
(
ナンフ
)
が
戯
(
たわむ
)
れ
浮
(
うか
)
ぶ
水百合
(
ネニュフワール
)
とは違う。
曇天
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
われは唯西洋の文芸美術にあらざるもなほ時としてわが
情懐
(
じょうかい
)
を託するに足るものあるべきを思ひ、故国の文芸中よりわが現在の詩情を
動
(
うごか
)
し得るものを発見せんと
勉
(
つと
)
むるのみ。
矢立のちび筆
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
古今の浮世絵にして男女相愛の
様
(
さま
)
を描きしもの
枚挙
(
まいきょ
)
に
遑
(
いとま
)
あらず。然れども春信の板画の如く美妙に
看者
(
かんしゃ
)
の空想を
動
(
うごか
)
すものは
稀
(
まれ
)
なり。春信の板画は
布局
(
ふきょく
)
設色
(
せっしょく
)
相共
(
あいとも
)
に単純を極む。
江戸芸術論
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
「
檀那様
(
だんなさま
)
御飯ができましたが。」と言う声に、びっくりしてあたりを見廻すと、日はいつか暮れかけたと見え、座敷の中は薄暗くなって、風が
淋
(
さび
)
し
気
(
げ
)
に庭の木を
動
(
うごか
)
している。
ひかげの花
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
柳橋は
動
(
うごか
)
し難い伝説の権威を背負っている。それに対して自分は
艶
(
なまめ
)
かしい意味においてしん橋の名を思出す時には、いつも明治の初年に
返咲
(
かえりざ
)
きした第二の江戸を追想せねばならぬ。
銀座界隈
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
動
常用漢字
小3
部首:⼒
11画
“動”を含む語句
動揺
自動車
挙動
動作
行動
動搖
衝動
運動
動物
動悸
煽動
震動
身動
微動
活動
擧動
動機
乗合自動車
活動写真
制動機
...