『女子の独立自営（じょしのどくりつじえい）』

人の性情にも体質にも万人共通の点即ち類性と、個人独得の点即ち個性とがあります。前代の社会心理の公準は類性のみを見て人の全部だと誤解した嫌がありました。似た所ばかりを集めて一つの型を空に作り、その型を標準として逆に一般の人間を律しようと致し、 …

著者	与謝野晶子
ジャンル	文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出	「婦人の鑑」1911（明治44）年4月
文字種別	新字新仮名
読書目安時間	約11分（500文字/分）
朗読目安時間	約18分（300文字/分）

作品に特徴的な語句

設（たと） 偶（たまた） 肯（がえん） 嫌（きらい） 由（よっ） 出（い） 動（うごか） 交際（つきあい） 得（う） 寡婦（かふ） 至（いたり） 古（いにしえ） 厭（いと） 裕（ゆたか） 捌（は） 賜（たまもの） 併（あわ） 何故（なにゆえ） 旧（ふる） 澆季（ぎょうき） 滑稽（こっけい） 生地（きじ） 汎（ひろ） 毫（ごう） 異（ちが） 頽廃（たいはい） 毅然（きぜん） 盛（さかん） 禍（わざわい） 禽獣（きんじゅう） 縋（すが） 自（みずか） 良人（おっと） 蒙昧（もうまい） 裸体（はだか） 譬（たと） 貰（もら） 軽蔑（けいべつ） 闇（やみ） 阿附（あふ） 革嚢（かわぶくろ） 奨（すす） 享（う） 今上（きんじょう） 何処（どこ） 何故（なぜ） 何時（いつ） 健気（けなげ） 其処（そこ） 副（そ） 勿論（もちろん） 協（かな） 即（すなわ） 味（あじわ） 咎（とが） 殖（ふ） 幸（さいわい） 御奨（おすす） 御蔭（おかげ） 復（かえ） 怪（け） 恢復（かいふく） 悖（もと） 愛重（あいちょう） 我儘（わがまま） 措置（そち） 撿（けん） 新吾（しんご） 殆（ほとん）