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『学生時代の久米正雄』
ふりがな文庫
『
学生時代の久米正雄
(
がくせいじだいのくめまさお
)
』
高等学校に入学すると間もなく教室で、自分の机の直ぐ傍に顔のやゝ赤い溌剌たる青年を見附けた、その青年はASAKAと云ふ字を染めぬいた野球のユニホームを着て居たので、少からず我々を駭かしもすれば、笑はせもしたものだ、さうした稚気がその頃の久米に …
著者
菊池寛
初出
「新潮」1918(大正7)年9月
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約5分(500文字/分)
朗読目安時間
約8分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
通
(
どほり
)
大
(
おほい
)
振
(
ぶり
)
孰
(
いづれ
)
丈
(
だけ
)
動
(
うごか
)
考
(
かんがへ
)
可笑
(
をか
)
嗤笑
(
しせう
)
駭
(
おどろ
)
遉
(
さすが
)
独逸
(
ドイツ
)
夫
(
それ
)
可也
(
かなり
)
取調
(
とりしらべ
)
初
(
はじめ
)
何
(
ど
)