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動
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ゆら
ふりがな文庫
“
動
(
ゆら
)” の例文
竪子
(
じゅし
)
、王臣等を召し
玉帚
(
たまばはき
)
を賜い
肆宴
(
しえん
)
せしむ、その時
大伴宿弥家持
(
おおとものすくねやかもち
)
が詠んだは「初春の
初子
(
はつね
)
のけふの玉帚、手に取るからに
動
(
ゆら
)
ぐ玉の緒」
十二支考:11 鼠に関する民俗と信念
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
初めて見た芝居は、私の眼には唯ところ/″\光つて映つて來るやうなものでした。丁度、
眞闇
(
まつくら
)
なところに
動
(
ゆら
)
ぐ不思議な人形でも見るやうに。
幼き日:(ある婦人に与ふる手紙)
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
紅蓮白蓮の
香
(
にほひ
)
ゆかしく
衣袂
(
たもと
)
に裾に薫り来て、浮葉に露の玉
動
(
ゆら
)
ぎ立葉に風の
軟
(
そよ
)
吹
(
ふ
)
ける面白の夏の
眺望
(
ながめ
)
は、赤蜻蛉
菱藻
(
ひしも
)
を
嬲
(
なぶ
)
り初霜向ふが岡の
樹梢
(
こずゑ
)
を染めてより
全然
(
さらり
)
と無くなつたれど
五重塔
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
キミガヨランの長きしだり葉に日は光り、南洋土人の頭飾の如くにうち
動
(
ゆら
)
ぐ。
春の暗示
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
紅蓮白蓮
(
ぐれんびゃくれん
)
の
香
(
におい
)
ゆかしく
衣袂
(
たもと
)
に
裾
(
すそ
)
に
薫
(
かお
)
り来て、浮葉に露の玉
動
(
ゆら
)
ぎ立葉に風のそよ吹ける面白の夏の
眺望
(
ながめ
)
は、
赤蜻蛉
(
あかとんぼ
)
菱藻
(
ひしも
)
を
嬲
(
なぶ
)
り初霜向うが岡の
樹梢
(
こずえ
)
を染めてより
全然
(
さらり
)
となくなったれど
五重塔
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
▼ もっと見る
キミガヨランの長きしだり葉に日は光り、南洋土人の頭飾の如くにうち
動
(
ゆら
)
ぐ。
桐の花
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
せっかくわずかに出来上りし五重塔は揉まれ揉まれて九輪は
動
(
ゆら
)
ぎ、頂上の宝珠は空に得読めぬ字を書き、岩をも転ばすべき風の突っかけ来たり、楯をも貫くべき雨のぶつかり来るたび
撓
(
たわ
)
む姿
五重塔
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
高きに
動
(
ゆら
)
げどなほ重し
畑の祭
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
動
常用漢字
小3
部首:⼒
11画
“動”を含む語句
動揺
自動車
挙動
動作
行動
動搖
衝動
運動
動物
動悸
煽動
震動
身動
微動
活動
擧動
動機
乗合自動車
活動写真
制動機
...