“竪子”の読み方と例文
読み方割合
じゅし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
竪子じゅし、王臣等を召し玉帚たまばはきを賜い肆宴しえんせしむ、その時大伴宿弥家持おおとものすくねやかもちが詠んだは「初春の初子はつねのけふの玉帚、手に取るからにゆらぐ玉の緒」
まさにこれ大飢饉さえも、尊王倒幕の別働隊たらんとす。「イザ叡山えいざんに紙旗押し立てん、千人の義兵あらば、竪子じゅしを倒すは眼前にり」と高山彦九を踴躍ようやくせしめたりしは、実にこの時にありとす。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
それ元和げんな偃武えんぶ以来、ほとんど四半世紀、忽然こつぜんとして清平の天地に砲火を上げ、竪子じゅしを推して、孤城を嬰守えいしゅし、赫々かくかくたる徳川覇府はふの余威をり、九州の大名これを合囲ごういし、百戦老功の士これを攻め
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)