“籍”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せき66.7%
29.2%
4.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
妻はせきを抜いて実家に帰り、女の子は柳吉の妹の筆子が十八の年で母親代りに面倒めんどうみているが、その子供にも会わせてもらえなかった。
夫婦善哉 (新字新仮名) / 織田作之助(著)
たしかにあれは神尾喬之助で、壁辰の父娘おやこのあいだに、こんな話もあったのを聞いたのだ、という幸吉の陳辯ちんべんには耳をもさず
魔像:新版大岡政談 (新字新仮名) / 林不忘(著)
私は纔かに残つてゐる封建時代の石垣のところに来て、誰にも見られぬやうにそこに草をいて坐した。
あさぢ沼 (新字旧仮名) / 田山花袋田山録弥(著)