“鬼籍”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きせき83.3%
キセキ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
つまり自分の死亡届けを出して置いて、自分は鬼籍きせきに入る。そうなれば、この世でのいろいろの厭なきずなを断つことが出来る。
火葬国風景 (新字新仮名) / 海野十三(著)
三吉が捕方に向う六時も前、午過ぎの九つ半に、富五郎は卒中ですでに鬼籍きせきに入っていたのだとのこと。
抑〻ソモソモ天命ヲサカシマトス者ニアラズシテ ナンゾヤ スナワチ 天ニ代ッテ吾等ノ道ヲ行ワントスル所以ユエンナリ シソレ 盧俊儀ト石秀ノ二人ヲユエナク断刑ダンケイショサバ 梁山泊リョウザンパク数万ノ天兵ハ タチドコロニ北京ヲ焼キ払ワン ツ悪吏ノ一人タリトモ 鬼籍キセキ黒簿コクボヨリノゾキ ソノ命ヲ助ケオクコト無カラン
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)