“戸籍謄本”の読み方と例文
読み方割合
こせきとうほん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それに相槌あいづちを打つと、母はここぞとばかりに持って来ていた私の父の戸籍謄本こせきとうほんや系図の写し見たようなものを見せて、私の家が
「それから……これも余計な差し出口ですが、品夫さんの戸籍謄本こせきとうほんは取って御覧になりましたか?」
復讐 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
それ以外に何の意味を持つものでないとさとった氏は、一枚の履歴書と学校の辞令と、戸籍謄本こせきとうほんとそれから空の蟇口がまぐちとをポケットに入れて、とにかく前へ前へと足を出した。
地図にない街 (新字新仮名) / 橋本五郎(著)