トップ
>
『地図にない街』
ふりがな文庫
『
地図にない街
(
ちずにないまち
)
』
私にこの物語をして聞かせた寺内とかいう人は、きくところによると、昨年の十一月末、ちょうど私がこれを聞いて帰ったその日の夜七時頃、もう病気をつのらせて、自ら部屋の柱に頭を打ちつけて死んだのだそうである。 七時といえば私を送り出してから、まだ三 …
著者
橋本五郎
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「新青年」1930(昭和5)年4月号
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約33分(500文字/分)
朗読目安時間
約54分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
只
(
ロハ
)
脛
(
ずね
)
拭
(
ぬぐ
)
嫌
(
いや
)
慌
(
あわただ
)
煙草
(
タバコ
)
装束
(
いでたち
)
凭
(
よ
)
訊
(
たず
)
寺内
(
てらうち
)
火箸
(
ひばし
)
瞬後
(
しゅんご
)
皺
(
しわ
)
瘋癲
(
ふうてん
)
無闇
(
むやみ
)
脇坂
(
わきざか
)
激昂
(
げっこう
)
潰
(
つぶ
)
漲
(
みなぎ
)
滑稽
(
こっけい
)
清々
(
すがすが
)
洩
(
も
)
法被
(
はっぴ
)
池畔
(
ちはん
)
路
(
みち
)
一町
(
ひとまち
)
鷹揚
(
おうよう
)
駈
(
か
)
音律
(
リズム
)
面魂
(
つらだましい
)
隈
(
くま
)
鋏
(
はさみ
)
轢
(
ひ
)
軌
(
き
)
等
(
ら
)
賑
(
にぎ
)
謄本
(
とうほん
)
詰襟
(
つめえり
)
袂
(
たもと
)
蟇口
(
がまぐち
)
黝
(
くろ
)
肯定
(
こうてい
)
罵倒
(
ばとう
)
余程
(
よほど
)
呟
(
つぶや
)
呆然
(
ぼうぜん
)
否
(
いな
)
向
(
む
)
卓
(
テーブル
)
区劃
(
くかく
)
勿論
(
もちろん
)
剥
(
は
)
到底
(
とうてい
)
咎
(
とが
)
何等
(
なんら
)
何人
(
なんぴと
)
企
(
たくら
)
今更
(
いまさら
)
云々
(
うんぬん
)
七尾
(
ななお
)
丁寧
(
ていねい
)
一顧
(
いっこ
)
従
(
つ
)
暇潰
(
ひまつぶ
)
掴
(
つか
)
折角
(
せっかく
)
手拭
(
てぬぐい
)
成心
(
せいしん
)
惹
(
ひ
)
悟
(
さと
)
恰好
(
かっこう
)
最早
(
もはや
)
幽邃
(
ゆうすい
)
嫌味
(
いやみ
)
如
(
ごと
)
埋葬
(
まいそう
)
垢
(
あか
)
喫
(
の
)
唇
(
くちびる
)
咽喉
(
のど
)