地図にない街ちずにないまち
私にこの物語をして聞かせた寺内とかいう人は、きくところによると、昨年の十一月末、ちょうど私がこれを聞いて帰ったその日の夜七時頃、もう病気をつのらせて、自ら部屋の柱に頭を打ちつけて死んだのだそうである。 七時といえば私を送り出してから、まだ三 …
作品に特徴的な語句
ロハ ずね ぬぐ 煙草タバコ あわただ 装束いでたち たず 寺内てらうち 激昂げっこう 瞬後しゅんご しわ 瘋癲ふうてん 無闇むやみ 火箸ひばし 脇坂わきざか つぶ みなぎ 滑稽こっけい 清々すがすが 法被はっぴ 池畔ちはん 最早もはや みち 一町ひとまち 鷹揚おうよう 音律リズム 面魂つらだましい くま はさみ にぎ 謄本とうほん 詰襟つめえり たもと 蟇口がまぐち くろ 肯定こうてい 罵倒ばとう 余程よほど つぶや 呆然ぼうぜん いな テーブル 区劃くかく 勿論もちろん 到底とうてい とが 何等なんら 何人なんぴと たくら 今更いまさら 云々うんぬん 七尾ななお 丁寧ていねい 一顧いっこ 幽邃ゆうすい つか 折角せっかく 手拭てぬぐい 成心せいしん さと 恰好かっこう 暇潰ひまつぶ 嫌味いやみ いや ごと 埋葬まいそう あか くちびる 咽喉のど