“竪坑”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たてこう72.7%
たてあな27.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
百五十人は少なくとも坑の中にはいっていた。そのうちいくにん竪坑たてこうに上がったろうか。わたしたちのようににげ場を見つけたろうか。
宮浦からは皆竪坑たてこうで、宮浦坑が深さ百七十六尺、七浦坑が二百三十七尺、勝立宮原かつたてみやはらと経過してこの万田坑へ来ると八百九十六尺
ぐうたら道中記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
深夜までここにじっとしていて世間の寝しずまるのを待ち、一同で手早く、地面から地下へ通ずるあの三尺ほどの竪坑たてあなを埋めてしまえばいい。
丹下左膳:03 日光の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
その支線の終点は大きな竪坑たてあなの口にたっしていたので、列車は被害者やその従者もろとも、まっさかさまに深い竪坑の底へ落ちこんで行った。
探偵小説の「謎」 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)