“たてあな”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
竪坑27.3%
竪穴18.2%
縦孔18.2%
縦穴18.2%
堅坑9.1%
縦坑9.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
深夜までここにじっとしていて世間の寝しずまるのを待ち、一同で手早く、地面から地下へ通ずるあの三尺ほどの竪坑たてあなを埋めてしまえばいい。
丹下左膳:03 日光の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
その支線の終点は大きな竪坑たてあなの口にたっしていたので、列車は被害者やその従者もろとも、まっさかさまに深い竪坑の底へ落ちこんで行った。
探偵小説の「謎」 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
三、竪穴たてあな。直徑二三間或は四五間の摺り鉢形の大穴。好例釧路國釧路郡役所近傍に在り。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)
灰及び燒け木は竪穴たてあなすみより出づる事有り、また貝塚の中より出づる事有り。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)
「ああ、こんなところに、縦孔たてあながあった!」
流線間諜 (新字新仮名) / 海野十三(著)
ところで、これは一つの錯視現象なんだが、例えば一枚の紙に短冊形の縦孔たてあなを開けて、その背後で円く切った紙を動かして見給え。その円が激しく動くにつれ、しだいと楕円に化してゆく、ちょうどそれと同じ現象が、上下二段の鍵盤キイに現われたのだ。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
刑事たちは、目をパチクリさせて地面にしゃがむと、その錆びた釘を退けて、太いはしをつっこんだ程の縦穴たてあなのぞきこんだ。
疑問の金塊 (新字新仮名) / 海野十三(著)
「そうね。でも、こんな深い縦穴たてあなをのぼるなんて、あたしにはそんな力はないのよ」
人造人間エフ氏 (新字新仮名) / 海野十三(著)
一条の穴から落ちこむ水は、刻々にかさをまして、胸をひたし、首へせまり——ぬけ出るみちといっては、高い天井に、落ちてきたときの堅坑たてあなが、細くななめに通じているだけ、この生きうめの穴蔵が水びたしになっては!
丹下左膳:03 日光の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
それが何間ぐらい、或いは何丁ぐらいあったか、正確な距離の測定は出来なかったが、最後にその地下道は、それと直角に交わる縦坑たてあなふちへ来て行きどまりになっていた。
金掘りの方は、河内介が偶然見つけ出したあの坑道を掘り終えたあとで、多分縦坑たてあなの底深く斬って捨てられ、やんごとない夫人の排泄物と共に永久に土に吸い込まれたのであろうけれども、大助は果して何処へ消えてしまったのか? 花見の宴の事件以来警戒の眼が光っている中を