“たてこう”の漢字の書き方と例文
語句割合
竪坑100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
坑道の竪坑たてこうや斜坑は、驚くほど狭かった。孫軍曹は一度来たことのある徐上等兵を先に立て、腰をまげて歩いた。
雲南守備兵 (新字新仮名) / 木村荘十(著)
下で何か声高こわだかにしゃべっているのが、ガン、ガ——ンと反響していた。——地下何百尺という地獄のような竪坑たてこうを初めて下りて行くような無気味さを感じた。
蟹工船 (新字新仮名) / 小林多喜二(著)
が、三人が、この鉱区の中央をつらぬく竪坑たてこうのところへ、横合から出たときには、思わずあっとさけんだ。
宇宙戦隊 (新字新仮名) / 海野十三(著)