“肆宴”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
トヨノアカリ50.0%
しえん33.3%
とよのあかり16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
其が、今は殆、宴会とくつついてゐるが、昔は神まつり(正式儀式)・直会・肆宴トヨノアカリと三通りの式が、三段に分れてゐた。
古代人の思考の基礎 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
竪子じゅし、王臣等を召し玉帚たまばはきを賜い肆宴しえんせしむ、その時大伴宿弥家持おおとものすくねやかもちが詠んだは「初春の初子はつねのけふの玉帚、手に取るからにゆらぐ玉の緒」
天平宝字二年春正月三日、孝謙天皇、王臣等を召して玉箒たまばはきを賜い肆宴とよのあかりをきこしめした。その時右中弁大伴家持の作った歌である。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)