肆宴しえん)” の例文
竪子じゅし、王臣等を召し玉帚たまばはきを賜い肆宴しえんせしむ、その時大伴宿弥家持おおとものすくねやかもちが詠んだは「初春の初子はつねのけふの玉帚、手に取るからにゆらぐ玉の緒」
宮殿内の肆宴しえんが主だからこういう云い方になるのである。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)