肆宴とよのあかり)” の例文
天平宝字二年春正月三日、孝謙天皇、王臣等を召して玉箒たまばはきを賜い肆宴とよのあかりをきこしめした。その時右中弁大伴家持の作った歌である。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
時にみことのりあって酒をたま肆宴とよのあかりをなした。また、「汝諸王卿等いささか此の雪をしておのおのその歌を奏せよ」という詔があったので、それにこたえ奉った、左大臣橘諸兄の歌である。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
天平宝字元年十一月十八日、内裏だいりにて肆宴とよのあかりをしたもうた時、藤原朝臣仲麿の作った歌である。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)