トップ
>
動
>
いご
ふりがな文庫
“
動
(
いご
)” の例文
俺
(
お
)
らにこんで
爺樣
(
ぢさま
)
が
代
(
でえ
)
の
借金
(
しやくきん
)
拔
(
ぬ
)
けねえで
居
(
え
)
んだからそれせえなけりや
泣
(
な
)
かねえでも
畢
(
を
)
へんだよ、そんだがそれでばかり
動
(
いご
)
き
取
(
と
)
れねえな
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
「もっともこの前のあの騒ぎがあるからね。途中で
汽缶
(
かま
)
へ穴が
開
(
あ
)
いて
動
(
いご
)
けなくなる汽車なんだから、全くのところ心細いにゃ違ない」
明暗
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
多「圓次どんかえ、
何
(
なん
)
にねえ
己
(
おら
)
ア元村まで往った
帰
(
けえ
)
りだが、己ア青が此処で急に
動
(
いご
)
かなくなって、
打
(
ぶ
)
っても叩いても
後
(
あと
)
いべえ
退
(
さが
)
って困るだ」
塩原多助一代記
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
ビイルを
冷
(
ひや
)
せだ事のと、あの狭い内へ
一個
(
ひとり
)
で幅を
為
(
し
)
やがつて、なかなか
動
(
いご
)
きさうにも為ないんぢやありませんか。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
動
(
いご
)
かせるばかりで辛抱さえしていれア、それでよかったんだが、自分で一軒の店を張って行くことになって見るてえと、そうは行かねえ。気苦労が大したもんだ。
新世帯
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
▼ もっと見る
「ハッハッハッハッ……あばれちゃ……いかん……ハッハッハッハッ……
動
(
いご
)
いちゃ……」
オンチ
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
この寒にエットからだ
動
(
いご
)
かして見なさい、それこそ
無
(
な
)
か病気も出て来ます。
風邪
(
かぜ
)
はじいと寝ておると、なおるもんじゃ。武は年が若かでな。
医師
(
いしゃ
)
をかえるの、やれ転地をすッのと騒ぎ
申
(
も
)
す。
小説 不如帰
(新字新仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
動
(
いご
)
くなあ、
此處
(
こゝ
)
に
棒
(
ぼう
)
あつた、そうら
此
(
これ
)
でも
持
(
も
)
つてろ、
泣
(
な
)
くんぢやねえぞ、
姉
(
ねえ
)
は
此
(
こ
)
の
田
(
た
)
ン
中
(
なか
)
に
居
(
ゐ
)
んだかんな、
泣
(
な
)
くとおとつゝあにあつぷつて
怒
(
おこ
)
られつかんな
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
月が替ってから
大
(
えら
)
く寒くなりやした、なにねえ元村まで小麦い積んで往った
帰
(
けえ
)
り、庚申塚まで来ると馬が
退
(
しさ
)
って
動
(
いご
)
かねえで困っている所へ、圓次どんが通り掛け
塩原多助一代記
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
なんぼ
因業
(
いんごう
)
だって、あんな因業な人ったらありゃしないよ。今日が期限だから、是が非でも取って行くって、いくら言訳をいっても、
坐
(
すわ
)
り込んで
動
(
いご
)
かないんだもの。
道草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
さう? でも、
何処
(
どこ
)
も悪い所なんぞ有りはしません。
余
(
あんま
)
り体を
動
(
いご
)
かさないから、その
所為
(
せゐ
)
かも知れません。けれども、この頃は時々気が
鬱
(
ふさ
)
いで鬱いで
耐
(
たま
)
らない事があるの。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
「
動
(
いご
)
いちゃイカンイカン。中野さん。助けます助けます……
動
(
いご
)
いちゃ……イカン……」
オンチ
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
えんとして
居
(
ゐ
)
ろ、
動
(
いご
)
くんぢやねえぞ
動
(
いご
)
くとぽかあんと
堀
(
ほり
)
の
中
(
なか
)
さ
落
(
おつ
)
こちつかんな、そうら
蛙
(
けえる
)
ぽかあんと
落
(
おつ
)
こつた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
皆
(
みん
)
な
罰
(
ばち
)
だ、お
前
(
めえ
)
のいう事が
皆
(
みんな
)
間違っているから、宜く考えて見な、此の間帰った時何と云った、馬を
私
(
わし
)
が引けば
動
(
いご
)
かず、圓次郎が引けば
動
(
いご
)
くと云ったじゃないか
塩原多助一代記
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
まあ
昨夕
(
ゆうべ
)
の恐ろしさったら、そりゃ御話にも何にもならないんだよ、二郎。この柱がぎいぎいって鳴るたんびに、座敷が右左に
動
(
いご
)
くんだろう。そこへ持って来て、あの
浪
(
なみ
)
の音がね。
行人
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
彼奴
(
あいつ
)
は
一
(
ひ
)
ト通りの奴じゃアありませんから、
襤褸褞袍
(
ぼろどてら
)
を女に着せて、膏薬を身体中へ貼り付けて来て、
動
(
いご
)
けねえから
此方
(
こっち
)
の
家
(
うち
)
へおいて重湯でも
啜
(
すゝ
)
らせてくれろと云って
業平文治漂流奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
だけど大将いくら何といっても、
坐
(
すわ
)
り込んで
動
(
いご
)
かないんだからね、仕方がない。
道草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
由「おッぺしちゃア
危
(
あぶね
)
え、
動
(
いご
)
くよ」
霧陰伊香保湯煙
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
動
常用漢字
小3
部首:⼒
11画
“動”を含む語句
動揺
自動車
挙動
動作
行動
動搖
衝動
運動
動物
動悸
煽動
震動
身動
微動
活動
擧動
動機
乗合自動車
活動写真
制動機
...