“ふどう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
不動62.5%
浮動25.0%
不同6.3%
婦道6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「さあ、なんだろうなあ。まっ黒だから、お不動ふどうさまの生まれかわりのようだが、お不動さまなら、まさか人間を殺そうとはなさるまい。あれは黒いおにのようなものだ」
超人間X号 (新字新仮名) / 海野十三(著)
夜業やげうの筆をさしおき、枝折戸しをりどけて、十五六邸内ていないを行けば、栗の大木たいぼく真黒まつくろに茂るほとりでぬ。そのかげひそめる井戸あり。涼気れうきみづの如く闇中あんちう浮動ふどうす。虫声ちうせい※々じゞ
良夜 (新字旧仮名) / 徳冨蘆花(著)
伸餠のしもち夜業よなべまないたちやまでして、みんなでつた。庖丁はうちやうりないので、宗助そうすけはじめから仕舞しまひまでさなかつた。ちからのあるだけ小六ころく一番いちばんおほつた。そのかは不同ふどう一番いちばんおほかつた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
席次せきじ不同ふどうおも々々/\めてはゐるが、高聲かうせいかたるもの、わらふものは一人ひとりもなかつた。そうみな紺麻こんあさ法衣ころもて、正面しやうめん曲彔きよくろく左右さいうれつつくつてむかあはせにならんだ。その曲彔きよくろくしゆつてあつた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
わたくしべつ婦道ふどううの、義理ぎりうのとって、六ヶむずかしい理窟りくつからして、三浦みうらみとどまったわけでもなんでもございませぬ。