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火入
ふりがな文庫
“火入”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
ひいれ
80.0%
ひい
20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ひいれ
(逆引き)
出家は、上に
何
(
なん
)
にもない、
小机
(
こづくえ
)
の前に坐って、
火入
(
ひいれ
)
ばかり、
煙草
(
たばこ
)
なしに、灰のくすぼったのを
押出
(
おしだ
)
して、自分も
一膝
(
ひとひざ
)
、こなたへ進め
春昼
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
と
頭陀
(
ずた
)
の中から結構な香を取出し、
火入
(
ひいれ
)
の中へ入れまして、是から香を薫き始め、禅宗の和尚様の事だから、
懇
(
ねんごろ
)
に御回向がありまして
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
火入(ひいれ)の例文をもっと
(12作品)
見る
ひい
(逆引き)
ト
火入
(
ひい
)
れに
燻
(
く
)
べた、一
把
(
は
)
三
錢
(
せん
)
がお
定
(
さだま
)
りの、あの、
萌黄色
(
もえぎいろ
)
の
蚊遣香
(
かやりかう
)
の
細
(
ほそ
)
い
煙
(
けむり
)
は、
脈々
(
みやく/\
)
として、そして、
空
(
そら
)
行
(
ゆ
)
く
雲
(
くも
)
とは
反對
(
はんたい
)
の
方
(
はう
)
へ
靡
(
なび
)
く。
浅茅生
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
じゃこの
芳年
(
よしとし
)
をごらんなさい。洋服を着た菊五郎と
銀杏返
(
いちょうがえ
)
しの半四郎とが、
火入
(
ひい
)
りの月の下で
愁嘆場
(
しゅうたんば
)
を出している所です。
開化の良人
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
火入(ひい)の例文をもっと
(3作品)
見る
火
常用漢字
小1
部首:⽕
4画
入
常用漢字
小1
部首:⼊
2画
“火”で始まる語句
火
火鉢
火傷
火照
火箸
火影
火焔
火桶
火光
火酒
検索の候補
設入大火
“火入”のふりがなが多い著者
レオ・トルストイ
尾崎紅葉
二葉亭四迷
三遊亭円朝
作者不詳
泉鏡花
吉川英治
森鴎外
永井荷風
芥川竜之介