“頭陀”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ずだ54.5%
づだ36.4%
ずた9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そもそも海闍梨かいじゃり裴如海はいにょかいが、一周忌しゅうき法要で屋敷へ来た夜のことから、以後の不審や、ちかごろ気づいた頭陀ずだのことまで、またこの眼で
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
網代あじろの笠に夕日ゆふひうて立ち去る瀧口入道が後姿うしろすがた頭陀づだの袋に麻衣あさごろも、鐵鉢をたなごゝろさゝげて、八つ目のわらんづ踏みにじる、形は枯木こぼくの如くなれども、いきある間は血もあり涙もあり。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
頭陀ずたの中から結構な香を取出し、火入ひいれの中へ入れまして、是から香を薫き始め、禅宗の和尚様の事だから、ねんごろに御回向がありまして
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)