“麻衣”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あさごろも60.0%
あさぎぬ20.0%
まい20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
山東笠さんとうがさを日除けにかぶり、青紗あおしゃの袖無し、麻衣あさごろも脚絆きゃはん麻鞋あさぐつの足ごしらえも軽快に、ただ腰なる一腰ひとこしのみは、刀身なかみのほども思わるる業刀わざものと見えた。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
木曾の麻衣あさぎぬとて、わたしの郷里では古くから麻を植え、布を織り、産業としましたから、やがてそれが土地の名ともなったのでしたろう。
力餅 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
麻衣まいを着がえるとき、于吉はそっと、自分を信じている吏にささやいた。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)