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何誰
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どなた
ふりがな文庫
“
何誰
(
どなた
)” の例文
『アラ
然
(
さ
)
うですか。お名前は新聞で承はつてましたけれど、
何誰
(
どなた
)
かと思つて、遂……』と
優容
(
しとやか
)
に頭を下げた。下げた頭の擧らぬうちに
菊池君
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
曲げるわ、和泉屋さんはおろおろするばかり、へっへっへ、仲へ立った私のお開きまでの苦労と言ったら——して、あなた様は
何誰
(
どなた
)
で?
助五郎余罪
(新字新仮名)
/
牧逸馬
(著)
得ない事情があって、あんな事になったのでございますから……貴郎はここへ何しにいらっしたのですの。
何誰
(
どなた
)
かをお訪ねなのですか?
日蔭の街
(新字新仮名)
/
松本泰
(著)
伊勢からお
出
(
いで
)
になると
何誰
(
どなた
)
もまず此方の人の色の白いのに驚くそうですが、実際伊賀はこれで美人系ですからね。この町にも随分綺麗な女がいます
ぐうたら道中記
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
「私が石郷さんの代りになって
室
(
へや
)
の外へ出たら、
何誰
(
どなた
)
か、
扉
(
と
)
の鍵をかけて、そのまま鍵穴へ入れて置いて下さい。——あ、この役目は千種君が
宜
(
い
)
い」
踊る美人像
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
▼ もっと見る
理論的に話して、彼は
卓子
(
テーブル
)
において私に世話をする給仕人の誰かであるかもしれません。彼は
卓子
(
テーブル
)
に私と一緒にかける船客の中の
何誰
(
どなた
)
かであるかもしれません
金の十字架の呪い
(新字新仮名)
/
ギルバート・キース・チェスタートン
(著)
『一
体
(
たい
)
これは
何誰
(
どなた
)
かしら……』
心
(
こころ
)
は
千々
(
ちぢ
)
に
乱
(
みだ
)
れながらも、
私
(
わたくし
)
は
多少
(
たしょう
)
の
好奇心
(
こうきしん
)
を
催
(
もよお
)
さずに
居
(
お
)
られませんでした。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
庄司千蔵である、「たのむ、たのむ」遠慮も会釈もない叫び声だ、奥から
家扶
(
かふ
)
が走って来て、「お静かにお静かに」と制止した、「なに御用で、
何誰
(
どなた
)
さまでございます」
評釈勘忍記
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
そんな場合には、とかく、
殿方
(
とのがた
)
が特別に必要ですからね。中でもロチスター氏は社交界でも、多才で
華
(
はな
)
やかな方ですから、
何誰
(
どなた
)
にでも
好
(
す
)
かれてゐらつしやると思ひますの。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
聞んと長八の
家
(
うち
)
へ
行
(
ゆき
)
最早
(
もはや
)
長八殿は歸られしやと云に
女房
(
にようばう
)
お
梅
(
うめ
)
は
何
(
なに
)
か
流
(
なか
)
し
元
(
もと
)
をして居たりしが
振返
(
ふりかへ
)
りオヤ
何誰
(
どなた
)
かと存じたら長兵衞さん
先々
(
まづ/\
)
此方
(
こちら
)
へ
御上
(
おあが
)
り
下
(
くだ
)
されよとて此程中の
禮
(
れい
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
「
何誰
(
どなた
)
で、またどういう方でいらっしゃいますか」と、スクルージは問い詰めた。
クリスマス・カロル
(新字新仮名)
/
チャールズ・ディケンズ
(著)
ロミオ (傍の給仕に對ひて)あの
武家
(
ぶけ
)
と
手
(
て
)
を
取
(
と
)
りあうてござる
彼
(
あの
)
姫
(
ひめ
)
は
何誰
(
どなた
)
ぢゃ?
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
「それは誠にすみまへんが、
何誰
(
どなた
)
がおいでやしても、おらんさかいにと、いやはれと、おいやしたさかい、おかくしもうし、たんだすさかい、ごめんやす、あんたはんは
女
(
おなご
)
はんじゃ、さかい、おこりはりゃ、しまへんじゃろ」
妾の半生涯
(新字新仮名)
/
福田英子
(著)
「壁辰はここだが、今頃、
何誰
(
どなた
)
ですい」
魔像:新版大岡政談
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
何誰
(
どなた
)
じゃ。と呼懸くれば、答は無くて
活人形
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
あなたは、
何誰
(
どなた
)
でしたか。
かの女の朝
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
「
何誰
(
どなた
)
」と男が聞いた。
三四郎
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
恋の娘は
何誰
(
どなた
)
でござる
枯草
(新字旧仮名)
/
野口雨情
(著)
『アラ然うですか。お名前は新聞で承はつてましたけれど、
何誰
(
どなた
)
かと思つて、遂……』と
優容
(
しとやか
)
に頭を下げた。下げた頭の挙らぬうちに
菊池君
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
「あそこに、
蘇国人
(
ハイランダア
)
の装をしている、あの方は
何誰
(
どなた
)
ですか。何処かで会ったことがあるような気がするんです——」
消えた花婿
(新字新仮名)
/
牧逸馬
(著)
「いゝえ、主人が申しましたわ。去年上って今度又上ったのは内藤さんと主人と、もう一人
何誰
(
どなた
)
か忘れましたが、三人きりだと言って大喜びでございましたもの」
好人物
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
何誰
(
どなた
)
? あ、勇か、どうした。何? 嫌疑者が挙げられた、誰だ? 何、石郷氏?
何
(
ど
)
うして殺したんだ、何、
其処
(
そこ
)
までは解らない。呆れたなア、よしよし、それだけでも夕刊へ入れて置こう。
踊る美人像
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
あの部屋には
何誰
(
どなた
)
も泊ってはいらっしゃいません。
亡霊ホテル
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
「私が娘のビアトレスです。貴郎は
何誰
(
どなた
)
?」
P丘の殺人事件
(新字新仮名)
/
松本泰
(著)
又
何誰
(
どなた
)
に
御逢成
(
おあひなさ
)
れましたと問に長八は
溜息
(
ためいき
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
ロミオ あの
方
(
かた
)
の
母御
(
はゝご
)
とは、
何誰
(
どなた
)
ぢゃ?
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
「そこへ来たのは
何誰
(
どなた
)
です?」
クリスマス・カロル
(新字新仮名)
/
チャールズ・ディケンズ
(著)
「しかし中島さん、一段拝聴させて戴けませんかなんて、御所望をなすったのは一体
何誰
(
どなた
)
でしたか?」
ガラマサどん
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
「へぇ——おや、お見それ申しやして、へっへ、
何誰
(
どなた
)
さまでげしたかな」
助五郎余罪
(新字新仮名)
/
牧逸馬
(著)
「この藏の鍵は
何誰
(
どなた
)
が持つて居なさるんだえ」
銭形平次捕物控:009 人肌地藏
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「
何誰
(
どなた
)
さまがおいでになりますの」
柿
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
あら、ひどいことを! 私だってまさか総入歯じゃございませんわ……もしもし、二枚丈け
揷歯
(
さしば
)
を致すので、それが出来るまでは
何誰
(
どなた
)
にもお目にかかれないと申すのでございますの。
親鳥子鳥
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
「大殿というのは
何誰
(
どなた
)
ですの」
風流太平記
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
「ハイ、
何誰
(
どなた
)
!」
新奇談クラブ:04 第四夜 恋の不在証明
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
「
何誰
(
どなた
)
だえ?」
助五郎余罪
(新字新仮名)
/
牧逸馬
(著)
「それでは
何誰
(
どなた
)
かお家の方に」
脱線息子
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
「
何誰
(
どなた
)
でござるか、——?」
おもかげ抄
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
「
何誰
(
どなた
)
樣で——」
銭形平次捕物控:008 鈴を慕う女
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「一体あんたはん
何誰
(
どなた
)
や?」
ぐうたら道中記
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
「
何誰
(
どなた
)
でした」
踊る美人像
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
「君は
何誰
(
どなた
)
ですか?」
凡人伝
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
「
何誰
(
どなた
)
です」
悪魔の顔
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
「
何誰
(
どなた
)
でしょう?」
好人物
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
「
何誰
(
どなた
)
に?」
ぐうたら道中記
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
「
何誰
(
どなた
)
?」
親鳥子鳥
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
何
常用漢字
小2
部首:⼈
7画
誰
常用漢字
中学
部首:⾔
15画
“何誰”で始まる語句
何誰様