“揷歯”の読み方と例文
読み方割合
さしば100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あら、ひどいことを! 私だってまさか総入歯じゃございませんわ……もしもし、二枚丈け揷歯さしばを致すので、それが出来るまでは何誰どなたにもお目にかかれないと申すのでございますの。
親鳥子鳥 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
この先生の診察の結果、前歯二枚は何うせ長くは持たないから削り取って揷歯さしばにする方がいときまった。それで絹子さんは山口さんへ通い始めたが、この件で僕は縁談が進捗しんちょくしていることをさとった。
親鳥子鳥 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)