“何用”の読み方と例文
読み方割合
なによう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
きゝ上州よりたれも來るはずなしさては吉三郎たづね來りしならん此方こなたとほせとて吉三郎に對面たいめんし其方は何用なにようりて來りしやと云に吉三郎は叮寧ていねい挨拶あいさつ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
「一体、何用なにようがあってまいったのだ。こういう山家やまがということを存じながら、来たほうが悪いではないか」
鳴門秘帖:03 木曾の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
(この土地は、たしかにイギリスにちがいないが、自分は何用なにようあってこんなところへ来たのであろう)
英本土上陸戦の前夜 (新字新仮名) / 海野十三(著)