“封書”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふうしょ50.0%
ふうしよ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かれは、その日、夕食をすまして自室にかえると、机の上に一通の分厚な封書ふうしょを発見した。
次郎物語:05 第五部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
されどもいささか思い定むるよし心中にあればがんとしてくっせず、他の好意をば無になして辞して帰るやいなや、直ちに三里ほどへだたれる湯の川温泉というにいたり、しこうして封書ふうしょを友人に送り
突貫紀行 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
まいつゞきにしたつて封書ふうしよおなことで三せんだ。たまに三まいつゞきにすることもあるが、状袋じやうぶくろれたり、切手きつてつたりする面倒めんだうがないだけでも、一せんりん値打ねうちはあるからな。
ハガキ運動 (旧字旧仮名) / 堺利彦(著)
いよ/\つと間際まぎはに、宗助そうすけ安井やすゐから一つう封書ふうしよ受取うけとつた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)