“封鎖”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふうさ88.9%
とざ11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
甲州一万五千の大兵は、城内わずか五百の兵を、天正三年五月八日のたそがれ頃からすっかり封鎖ふうさしてしまった。
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それとともはやし封鎖ふうさされたやうな姿すがたつてる。ふゆごと熊手くまでつめおよかぎいてくので、くさしたがつてみじかくなつてこしぼつするやうなところ滅多めつたにない。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
まったくこの谿谷は、冬中雪に封鎖とざされているものらしかった。
眼を開く (新字新仮名) / 夢野久作(著)