何様どのよう)” の例文
旧字:何樣
私が引取りを入れて引取ったのじゃ、中にはえらい金目の縫模様ぬいもようや紋付もあるか知れんから、何様どのようにも売捌うりさばきが付いたら、多分の金を持って
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
これも老人の感情か知らぬ。陶淵明は菊を愛したので知れた古い人だが、淵明の愛した菊は何様どのような菊だつたか不明である。
菊 食物としての (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
私は何様どのようにも致します、屹度、お前さんすえ始終う云う心なら、彼方あっちへ行けば、伯父さんに頼んで、お前さん一人位うにでも致しますから、何卒どうぞ連れて行って
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)