すむ)” の例文
旧字:
父は銀行に用があるので、すむまで待つて居る様にといつて、出入の仕立ものする女の家へしばらく預けられました。
黄金機会 (新字旧仮名) / 若松賤子(著)
嫉妬しっとの勢いすさまじきに大原も途方にくれ「ナニ少し御馳走ごちそうになっていたものですから遅くなったのです。途中まででもお出迎いに参らなければすみません」お代嬢「すむすまないもあるもんか自分がすきであの子と狂い廻っていた癖に。あの子が大事か、親が大事か、満さんに解んねいか」
食道楽:秋の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)