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済
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すん
ふりがな文庫
“
済
(
すん
)” の例文
旧字:
濟
その金で借金は奇麗に
済
(
すん
)
だが、その蔵書中に
易経集註
(
えききょうしっちゅう
)
十三冊に伊藤東涯先生が自筆で
細々
(
こまごま
)
と
書入
(
かきいれ
)
をした見事なものがある。
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
家捜
(
やさがし
)
までして何も見出さぬから最う吾々の役目は
済
(
すん
)
だじゃ無いか、好い加減にお
遑
(
いとま
)
に
仕様
(
しよう
)
、さア君、さア
血の文字
(新字新仮名)
/
黒岩涙香
(著)
東京女の気まぐれ者にはそれで
済
(
すん
)
でゆくので、三日も四日も仕事を休む、どうかすると十日も休む、けれどサアとなれば人三倍も働くのが
宅
(
うち
)
の磯
様
(
さん
)
だと心得ている
竹の木戸
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
紐解
(
ひもとき
)
の賀の
済
(
すん
)
だ頃より、父親の望みで小学校へ通い、母親の好みで
清元
(
きよもと
)
の
稽古
(
けいこ
)
、
生得
(
うまれえ
)
て
才
(
さい
)
溌
(
はじけ
)
の一徳には
生覚
(
なまおぼ
)
えながら飲込みも早く、学問、遊芸、
両
(
ふたつ
)
ながら出来のよいように思われるから
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
翌朝
御託
(
おわび
)
に出て昨夜は誠に失礼
仕
(
つかまつ
)
りましたと
陳
(
の
)
べる
訳
(
わ
)
けにも行かず、
到頭
(
とうとう
)
末代
(
まつだい
)
御挨拶なしに
済
(
すん
)
で仕舞た事がある。是ればかりは生涯忘れることが出来ぬ。
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
“済”の解説
済(せい)または倭 済(わ せい、生没年不詳)は、5世紀中頃(古墳時代中期)の倭王倭王済(日本人名大辞典)。「倭王済」とも倭王済(日本人名大辞典)。
興・武の父で、「倭の五王」の1人。第19代允恭天皇に比定する説が有力視される。
(出典:Wikipedia)
済
常用漢字
小6
部首:⽔
11画
“済”を含む語句
相済
聞済
内済
済南
返済
百済
事済
仕済
済度
日済
成済
経済
多士済々
救済
取済
百済寺
不相済
済寧
百済野
御済
...