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時艱
ふりがな文庫
“時艱”の読み方と例文
読み方
割合
じかん
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
じかん
(逆引き)
然
(
しか
)
れども人情の表裏を察し、大勢の機微を射り、立談の際に、天下の
時艱
(
じかん
)
を
済
(
すく
)
うの大作用に至りては、
未
(
いま
)
だ彼に許さざるものあるが如し。
吉田松陰
(新字新仮名)
/
徳富蘇峰
(著)
時艱
(
じかん
)
に耐うる天質のいとど薄い蜀帝をして、この安逸へ歓楽へと誘導するに努めていたものが、
黄皓
(
こうこう
)
などの
宦臣
(
かんしん
)
の一群であったことはいうまでもない。
三国志:12 篇外余録
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
これは藩主にして、彼は
世臣
(
せいしん
)
の相違はあれども、薩長二藩の関原以来蓄積したる活力を
擢揮
(
てっき
)
し、大勢の
趨向
(
すうこう
)
を
指点
(
してん
)
し、
時艱
(
じかん
)
を
済
(
すく
)
うの人物を鼓動したるは、実に二人先導の功に帰せざるを得ず。
吉田松陰
(新字新仮名)
/
徳富蘇峰
(著)
時艱(じかん)の例文をもっと
(2作品)
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“時艱”の意味
《名詞》
時局の艱難。その時代が直面する難問。
(出典:Wiktionary)
時
常用漢字
小2
部首:⽇
10画
艱
漢検1級
部首:⾉
17画
“時”で始まる語句
時
時分
時雨
時間
時鳥
時々
時計
時刻
時代
時節
“時艱”のふりがなが多い著者
徳富蘇峰
吉川英治