トップ
>
趨向
ふりがな文庫
“趨向”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
すうこう
80.0%
すうかう
20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すうこう
(逆引き)
なぜならば、かくばかり純粋な人の心の
趨向
(
すうこう
)
がなかったならば、社会政策も温情主義も人間の心には起こりえなかったであろうから。
広津氏に答う
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
従ってぼくのしごとは学界の
趨向
(
すうこう
)
にも世間の風潮にもかかわりはなく、ぼくひとりの心の動いてゆくままにしたことである。
学究生活五十年
(新字新仮名)
/
津田左右吉
(著)
趨向(すうこう)の例文をもっと
(8作品)
見る
すうかう
(逆引き)
巧に国民の
趨向
(
すうかう
)
に投じ、
詳
(
つまびら
)
かに其の傾くところに従ひ、或意味より言はゞ国民の機嫌を取ることを主眼とする
的
(
てき
)
の思想家より多くを得る能はず。
明治文学管見:(日本文学史骨)
(新字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
而して
此
(
か
)
くの如き理想を以て果して今の我が国民に普遍なる特質なりと言ふを得べきか。
蓋
(
けだ
)
し我が社会は今や新旧過渡の期に際して挙世の
趨向
(
すうかう
)
に迷はんとす。
国民性と文学
(新字旧仮名)
/
綱島梁川
(著)
趨向(すうかう)の例文をもっと
(2作品)
見る
“趨向”の意味
《名詞》
趨向(すうこう)
物事がある方向へ動いていくこと。また、その方向。
《動詞》
物事がある方向へ動く。
(出典:Wiktionary)
趨
漢検準1級
部首:⾛
17画
向
常用漢字
小3
部首:⼝
6画
“趨”で始まる語句
趨勢
趨
趨避
趨異
趨舍
趨舎
趨勢上
“趨向”のふりがなが多い著者
綱島梁川
徳富蘇峰
津田左右吉
牧野富太郎
高浜虚子
北村透谷
有島武郎
平林初之輔
寺田寅彦