“すうかう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
崇高57.1%
趨向28.6%
数茎14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さうしてはじめから取捨しゆしや商量しやうりやうれないおろかなものゝ一徹いつてつ一圖いちづうらやんだ。もしくは信念しんねんあつ善男善女ぜんなんぜんによの、知慧ちゑわす思議しぎうかばぬ精進しやうじん程度ていど崇高すうかうあふいだ。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
而してくの如き理想を以て果して今の我が国民に普遍なる特質なりと言ふを得べきか。けだし我が社会は今や新旧過渡の期に際して挙世の趨向すうかうに迷はんとす。
国民性と文学 (新字旧仮名) / 綱島梁川(著)
わたくしは大正五年の文部省展覧会の洋画を監査して家に還り、其夜燈下に此文を草する。昼間ちうかん観た油画に児童が石蒜数茎すうかうを摘んで帰る図があつて、心にこれを奇とした。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)