“黄皓”の読み方と例文
読み方割合
こうこう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼が、孔明の遺志をついで、しきりに積極的となっていた背後には、内廷における黄皓こうこうらの反戦的空気が、ようやく濃厚になりかけていた。
三国志:12 篇外余録 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
時艱じかんに耐うる天質のいとど薄い蜀帝をして、この安逸へ歓楽へと誘導するに努めていたものが、黄皓こうこうなどの宦臣かんしんの一群であったことはいうまでもない。
三国志:12 篇外余録 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
最後となっては、劉禅の親政と、宦人かんじん黄皓こうこうの専横などが、いよいよ衰兆すいちょうに拍車をかけていた。
三国志:12 篇外余録 (新字新仮名) / 吉川英治(著)