“じかん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
時間96.8%
時艱1.6%
地燗0.8%
耳肝0.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「なあに、できないことがあるものか。なみの力でできるのに、人間にんげんにできないってことがあるものか。ようするに、時間じかん問題もんだいさ。」
ラクダイ横町 (新字新仮名) / 岡本良雄(著)
時艱じかんに耐うる天質のいとど薄い蜀帝をして、この安逸へ歓楽へと誘導するに努めていたものが、黄皓こうこうなどの宦臣かんしんの一群であったことはいうまでもない。
三国志:12 篇外余録 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その徳利から、さきに借りた茶碗へひやで一杯ついで、それを一口飲んでから茶碗を畳の上へ置いて、徳利を炭火の端へ突込んで地燗じかんをするように仕掛けました。
これはミルトと申しでござる。医経いきょうに申す、五臓六腑、肺の六葉、両耳肝じかんの左三葉、右四葉などの説とは、似ても似ぬことでござる。
蘭学事始 (新字新仮名) / 菊池寛(著)