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其外
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そのほか
ふりがな文庫
“
其外
(
そのほか
)” の例文
其外
(
そのほか
)
大阪の城代
土屋采女正寅直
(
つちやうねめのしやうともなほ
)
の用人
大久保要
(
おほくぼかなめ
)
に由つて徳川慶喜に上書し、又藤田誠之進を介して
水戸斉昭
(
みとなりあき
)
に上書したこともある。
津下四郎左衛門
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
すべて雪道は人の
踏
(
ふみ
)
かためたる
跡
(
あと
)
のみをゆきゝするゆゑ、いかなる広き所も道は
一条
(
ひとすぢ
)
にて
其外
(
そのほか
)
をふめば
腰
(
こし
)
をこえて雪にふみ入る也。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
さて
其外
(
そのほか
)
では、
何
(
なん
)
であらうか?
性根
(
しゃうね
)
の
亂
(
みだ
)
れぬ
亂心
(
らんしん
)
……
息
(
いき
)
の
根
(
ね
)
をも
杜
(
と
)
むる
苦
(
にが
)
い
物
(
もの
)
。……
命
(
いのち
)
を
砂糖漬
(
さとうづけ
)
にする
程
(
ほど
)
の
甘
(
あま
)
い
物
(
もの
)
。さらば。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
番頭
傳兵衞
(
でんべゑ
)
と
云
(
いへ
)
る者
預
(
あづか
)
り
支配
(
しはい
)
なし居たるが此處に吉之助を
遣
(
つかは
)
して
諸藝
(
しよげい
)
の師を
撰
(
えら
)
み金銀に
拘
(
かゝは
)
らず
習
(
なら
)
はするに日々
生花
(
いけばな
)
茶
(
ちや
)
の
湯
(
ゆ
)
其外
(
そのほか
)
遊藝
(
いうげい
)
彼是
(
なにくれ
)
と是を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
第一
毎日
(
まいにち
)
六
時
(
じ
)
に
起
(
お
)
き、
寢衣
(
ねまき
)
を
着替
(
きか
)
へ、
蒲團
(
ふとん
)
の
塵
(
ちり
)
を
拂
(
はら
)
ひ、
寢間
(
ねま
)
其外
(
そのほか
)
居間
(
ゐま
)
を
掃除
(
さうじ
)
し、
身體
(
しんたい
)
を
十分
(
じふぶん
)
安靜
(
しづか
)
にして、
朝飯
(
あさはん
)
を
食
(
しよく
)
する
事
(
こと
)
。
養生心得草
(旧字旧仮名)
/
関寛
(著)
▼ もっと見る
斯
(
か
)
う
云
(
い
)
ふ
機會
(
きくわい
)
に、
佐伯
(
さへき
)
の
消息
(
せうそく
)
は
折々
(
をり/\
)
夫婦
(
ふうふ
)
の
耳
(
みゝ
)
へ
洩
(
も
)
れる
事
(
こと
)
はあるが、
其外
(
そのほか
)
には、
全
(
まつた
)
く
何
(
なに
)
をして
暮
(
く
)
らしてゐるか、
互
(
たがひ
)
に
知
(
し
)
らないで
過
(
すご
)
す
月日
(
つきひ
)
が
多
(
おほ
)
かつた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
電気看板の信号なんかは使わないけれど、
其外
(
そのほか
)
は
丁度
(
ちょうど
)
このごろ、あんたとあたいが
繰
(
く
)
りかえしている深夜のランデヴウみたいにネ。まあ、くやしい。
電気看板の神経
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
それには
其外
(
そのほか
)
にすべて異常なる物に対して僕(我我人間と云ひたいが)の持つてゐる興味も働いてゐるだらうと思ふ。
澄江堂雑記
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
山田
(
やまだ
)
も
読売新聞
(
よみうりしんぶん
)
へは
大分
(
だいぶ
)
寄書
(
きしよ
)
して
居
(
ゐ
)
ました、
私
(
わたし
)
は天にも地にも
唯
(
たゞ
)
一度
(
いちど
)
頴才新誌
(
えいさいしんし
)
と
云
(
い
)
ふのに
柳
(
やなぎ
)
を
咏
(
えい
)
じた
七言絶句
(
しちごんぜつく
)
を出した事が有るが、
其外
(
そのほか
)
には
何
(
なに
)
も無い
硯友社の沿革
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
成
(
なる
)
ほど、いもくわゐもおいてゆかつし、
其外
(
そのほか
)
に
何
(
なに
)
かまだ長いものが見えるぢやアねえか。「へい、あれは
助高
(
すけたか
)
やもので、
大
(
おほ
)
たばの
若菜
(
わかな
)
ひめでございます。 ...
狂言の買冠
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
其外
(
そのほか
)
の百
姓家
(
しやうや
)
とても
數
(
かぞ
)
える
計
(
ばか
)
り、
物
(
もの
)
を
商
(
あきな
)
ふ
家
(
いへ
)
も
準
(
じゆん
)
じて
幾軒
(
いくけん
)
もない
寂寞
(
せきばく
)
たる
溪間
(
たにま
)
! この
溪間
(
たにま
)
が
雨雲
(
あまぐも
)
に
閉
(
とざ
)
されて
見
(
み
)
る
物
(
もの
)
悉
(
こと/″\
)
く
光
(
ひかり
)
を
失
(
うしな
)
ふた
時
(
とき
)
の
光景
(
くわうけい
)
を
想像
(
さう/″\
)
し
給
(
たま
)
へ。
湯ヶ原より
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
誰かがそれを発見するのを待構えていたり、
其外
(
そのほか
)
これに類した様々の遊戯を行っては、独り楽むのでした。
屋根裏の散歩者
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
寢食
(
しんしよく
)
の
事
(
こと
)
は
申
(
まを
)
すに
及
(
およ
)
ばず、
器物
(
きぶつ
)
の
取扱
(
とりあつかひ
)
、
火
(
ひ
)
の
事
(
こと
)
、
水
(
みづ
)
の
事
(
こと
)
、
掃除
(
さうぢ
)
の
事
(
こと
)
、
其外
(
そのほか
)
一
體
(
さい
)
の
仕事
(
しごと
)
に
關
(
くわん
)
して
皆
(
みん
)
な
銘々
(
めい/\
)
の
獨立心
(
どくりつしん
)
に
依
(
よ
)
つて
行
(
おこな
)
へば
自然
(
しぜん
)
と
責任
(
せきにん
)
を
重
(
おも
)
んずるやうになる。
女教邇言
(旧字旧仮名)
/
津田梅子
(著)
其外
(
そのほか
)
の
便利
(
べんり
)
は一々
計
(
かぞ
)
へ
擧
(
あぐ
)
るに
及
(
およ
)
ばざることなり。
唯
(
たゞ
)
此後
(
このゝち
)
は
所謂
(
いはゆる
)
晦日
(
みそか
)
に
月
(
つき
)
を
見
(
み
)
ることあるべし。
改暦弁
(旧字旧仮名)
/
福沢諭吉
(著)
乗るなら頼んで見ようと滋野が云つたけれど
今日
(
けふ
)
は
其外
(
そのほか
)
に飛ぶ飛行機が無かつた。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
其外
(
そのほか
)
蒸風呂もあれば湯滝もあり、泳げるような大きなプールさえも設けてある。そして余った湯は其儘小川をなして中房川に流れ入るのである。
夫
(
それ
)
を見ると何だか惜しいような気がする。
秩父宮殿下に侍して槍ヶ岳へ
(新字新仮名)
/
木暮理太郎
(著)
就中
(
なかんずく
)
女体峯頭が最も高く、
且
(
か
)
つ眺望最もすぐれたれど、この日は濃霧濛々として眺望少しも開けざりき。男体山には
伊弉諾尊
(
いざなきのみこと
)
を祀り、女体山には
伊弉冊尊
(
いざなみのみこと
)
を祀る。
其外
(
そのほか
)
、頂上に摂社
頗
(
すこぶ
)
る多し。
秋の筑波山
(新字新仮名)
/
大町桂月
(著)
父樣
(
とうさま
)
や
母樣
(
かあさま
)
に
御褒美
(
ごはうび
)
を
頂
(
いたヾ
)
くべしと
威張
(
ゐば
)
るに、
令孃
(
ひめ
)
は
微笑
(
ほヽゑ
)
みながら
勇
(
いさ
)
ましきを
賞
(
ほ
)
めて、その
樣
(
やう
)
な
大將
(
たいしやう
)
に
成
(
な
)
り
給
(
たま
)
ひても、
私
(
わた
)
しとは
今
(
いま
)
に
替
(
かは
)
らず
中
(
なか
)
よくして
下
(
くだ
)
されや、
大姉樣
(
おほねえさま
)
も
其外
(
そのほか
)
のお
人
(
ひと
)
も
夫々
(
それ/\
)
に
片付
(
かたづき
)
て
暁月夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
おらア元から朝起きが好きだ、夏でも冬でも天気のえい時、朝っぱらの心持ったらそらアえいもんだからなア、年をとってからは冬の朝は寒くて
億劫
(
おっくう
)
になったけど、
其外
(
そのほか
)
ん時には朝早く起きるのが
姪子
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
「
母
(
かあ
)
さんが
内
(
うち
)
だから、
最
(
も
)
う
其外
(
そのほか
)
には
仕
(
し
)
やうがないもの、
私
(
わたし
)
。」
一席話
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
か
經
(
へ
)
て
衰破
(
すゐは
)
斷滅
(
だんめつ
)
し其屋敷
跡
(
あと
)
は
畑
(
はた
)
となりて
殘
(
のこ
)
れり其中に少しの
丘
(
をか
)
ありて
時々
(
とき/″\
)
錢
(
ぜに
)
又は
其外
(
そのほか
)
種々
(
いろ/\
)
の
器物
(
きぶつ
)
など
掘出
(
ほりだ
)
す事ある由を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
門外には岸和田から来た岡部
内膳正長和
(
ないぜんのしやうながかず
)
の一番手二百余人、高槻の永井
飛騨守直与
(
ひだのかみなほとも
)
の手、
其外
(
そのほか
)
淀の手が備へてゐる。
大塩平八郎
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
凡
(
およそ
)
物を
視
(
み
)
るに
眼力
(
がんりき
)
の
限
(
かぎ
)
りありて
其外
(
そのほか
)
を視るべからず。されば人の
肉眼
(
にくがん
)
を以雪をみれば
一片
(
ひとひら
)
の
鵞毛
(
がまう
)
のごとくなれども、
数
(
す
)
十百
片
(
へん
)
の
雪花
(
ゆき
)
を
併合
(
よせあはせ
)
て一
片
(
へん
)
の鵞毛を
為
(
なす
)
也。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
御米
(
およね
)
は
手
(
て
)
を
袖
(
そで
)
にして
道具屋
(
だうぐや
)
の
前
(
まへ
)
に
立
(
た
)
ち
留
(
ど
)
まつた。
見
(
み
)
ると
相變
(
あひかは
)
らず
新
(
あた
)
らしい
鐵瓶
(
てつびん
)
が
澤山
(
たくさん
)
並
(
なら
)
べてあつた。
其外
(
そのほか
)
には
時節柄
(
じせつがら
)
とでも
云
(
い
)
ふのか
火鉢
(
ひばち
)
が
一番
(
いちばん
)
多
(
おほ
)
く
眼
(
め
)
に
着
(
つ
)
いた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
其外
(
そのほか
)
、美しい建築物を以て充された大市街や、猛獣毒蛇毒草の園や、噴泉や滝や流れや様々の水の遊戯を羅列した、しぶきと水煙の世界なども已に設計は出来ている。
パノラマ島綺譚
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
譬
(
たと
)
へば
日雇賃
(
ひようちん
)
にても
借家賃
(
しやくやちん
)
にても
其外
(
そのほか
)
物
(
もの
)
の
貸借
(
かしかり
)
約束
(
やくそく
)
の
日限
(
にちげん
)
皆
(
みな
)
何
(
いづ
)
れも一ウヰークに
付
(
つき
)
何程
(
なにほど
)
とて、
一七日毎
(
ひとなぬかごと
)
に
切
(
きり
)
を
付
(
つく
)
ること、
我邦
(
わがくに
)
にて
毎月
(
まいつき
)
晦日
(
みそか
)
を
限
(
かぎり
)
にするが
如
(
ごと
)
し。
其
(
その
)
一七日の
唱
(
となへ
)
左
(
さ
)
の
如
(
ごと
)
し
改暦弁
(旧字旧仮名)
/
福沢諭吉
(著)
第八
衣服
(
いふく
)
の
精粗美惡
(
よしあし
)
は
人
(
ひと
)
の
分限
(
ぶんげん
)
に
依
(
よ
)
ると
雖
(
いへど
)
も、
肌着
(
はだぎ
)
は
木綿
(
もめん
)
フラン子ルを
良
(
よし
)
とす。
蒲團
(
ふとん
)
の
中心
(
なかわた
)
は
新
(
あたら
)
しく
乾
(
かは
)
きたるものを
貴
(
たつと
)
む
故
(
ゆゑ
)
に、
綿花
(
わた
)
に
限
(
かぎ
)
らず
蒲
(
かま
)
の
穗苗藁
(
ほわら
)
其外
(
そのほか
)
柔
(
やわらか
)
く
乾
(
かは
)
きたるものを
擇
(
えら
)
ぶべし。
養生心得草
(旧字旧仮名)
/
関寛
(著)
併
(
しか
)
し
俯伏
(
うつぶ
)
すのは形が悪いと云つて前へズツと乗出して
腹這
(
はらばひ
)
に成つて
仕舞
(
しま
)
ふのであるが、其れが又新しい味のある形になつて居て、決して変でなかつた。
其外
(
そのほか
)
最敬礼の場合に皆が
度度
(
たびたび
)
腹這
(
はらばひ
)
に成る。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
成程
(
なるほど
)
私
(
わたくし
)
の
塾
(
じゆく
)
には
規則
(
きそく
)
と
申
(
まを
)
しても
唯
(
た
)
だ
何時
(
なんどき
)
に
寢
(
ね
)
る、
起
(
おき
)
るといふ
丈
(
だけ
)
で、
其外
(
そのほか
)
に
之
(
これ
)
を
守
(
まも
)
れ、これを
行
(
おこな
)
へといふやうな
命令的
(
めいれいてき
)
の
事
(
こと
)
は
更
(
さら
)
に
申
(
まを
)
さないが、
其
(
そ
)
の
代
(
かは
)
り、
何事
(
なにごと
)
も
自營獨立
(
じえいどくりつ
)
の
精神
(
せいしん
)
を
籠
(
こ
)
めて
遣
(
や
)
つて
貰
(
もら
)
ひたい。
女教邇言
(旧字旧仮名)
/
津田梅子
(著)
扨
(
さて
)
も重四郎は
幸手
(
さつて
)
を立出で一先江戸表へ來りて
處々
(
しよ/\
)
を
見物
(
けんぶつ
)
なさんと十五六日も
逗留
(
とうりう
)
して上野淺草吉原兩國芝増上寺
其外
(
そのほか
)
處々を
見歩行
(
みあるき
)
或日又本町通りを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
荒川の屋敷は、別当部屋と、それに続いてゐる
厩
(
うまや
)
とが、往来に接して建ててあつて、
其外
(
そのほか
)
は
黒板塀
(
くろいたべい
)
で囲んである。
金貨
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
(
其外
(
そのほか
)
徒然
(
とぜん
)
であつたり、気が向いたりして作る場合は無論あるだらうが)中佐は詩を残す必要のない軍人である。しかも
其
(
その
)
詩は誰にでも作れる個性のないものである。
艇長の遺書と中佐の詩
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
一年と
定
(
さだ
)
めたる
奉公人
(
ほうこうにん
)
の
給金
(
きうきん
)
は十二箇月の
間
(
あひだ
)
にも十兩、十三
箇
(
か
)
月の
間
(
あひだ
)
にも十兩なれば、一
箇
(
か
)
月はたゞ
奉公
(
ほうこう
)
するか、たゞ
給金
(
きうきん
)
を
拂
(
はら
)
ふか、
何
(
いづ
)
れにも一
方
(
ぽう
)
の
損
(
そん
)
なり。
其外
(
そのほか
)
の
不都合
(
ふつがふ
)
計
(
かぞふ
)
るに
遑
(
いとま
)
あらず。
改暦弁
(旧字旧仮名)
/
福沢諭吉
(著)
其外
(
そのほか
)
西村利三郎を連れて伊勢から仙台に往き、江戸で利三郎が病死するまで世話をした
黄檗
(
わうばく
)
の僧
剛嶽
(
がうがく
)
、江戸で西村を弟子にした橋本町一丁目の
願人
(
ぐわんにん
)
冷月
(
れいげつ
)
大塩平八郎
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
紫
(
むらさき
)
の
裾模様
(
すそもやう
)
の小
袖
(
そで
)
に金糸の
刺繍
(
ぬひ
)
が見える。袖から
袖
(
そで
)
へ
幔幕
(
まんまく
)
の
綱
(
つな
)
を通して、
虫干
(
むしぼし
)
の時の様に
釣
(
つ
)
るした。
袖
(
そで
)
は丸くて
短
(
みぢ
)
かい。是が
元禄
(
げんろく
)
かと三四郎も気が
付
(
つ
)
いた。
其外
(
そのほか
)
には
画
(
ゑ
)
が沢山ある。
三四郎
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
訴状には「
御城
(
おんしろ
)
、
御役所
(
おんやくしよ
)
、
其外
(
そのほか
)
組屋敷等
(
くみやしきとう
)
火攻
(
ひぜめ
)
の
謀
(
はかりごと
)
」と書いてある。
檄文
(
げきぶん
)
には
無道
(
むだう
)
の役人を
誅
(
ちゆう
)
し、次に金持の町人共を
懲
(
こら
)
すと云つてある。
兎
(
と
)
に
角
(
かく
)
恐ろしい陰謀である。
大塩平八郎
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
次に脚本の話をする。それが、みんな新作で、みんな面白い。
其外
(
そのほか
)
幾何
(
いくら
)
でもある。
三四郎
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
其外
(
そのほか
)
俗人
(
ぞくじん
)
で
山
(
やま
)
へ
修業
(
しゆげふ
)
に
來
(
き
)
てゐる
人
(
ひと
)
の
話
(
はなし
)
も
色々
(
いろ/\
)
聞
(
き
)
いた。
中
(
なか
)
に
筆墨
(
ふですみ
)
を
商
(
あきな
)
ふ
男
(
をとこ
)
がゐた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
「
其外
(
そのほか
)
に親類はないんですか」
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
其
漢検準1級
部首:⼋
8画
外
常用漢字
小2
部首:⼣
5画
“其”で始まる語句
其
其処
其方
其様
其處
其許
其奴
其所
其儘
其後