“火攻”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひぜめ75.0%
かこう25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
訴状には「御城おんしろ御役所おんやくしよ其外そのほか組屋敷等くみやしきとう火攻ひぜめはかりごと」と書いてある。檄文げきぶんには無道むだうの役人をちゆうし、次に金持の町人共をこらすと云つてある。かく恐ろしい陰謀である。
大塩平八郎 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
風吹き通す台所だいどこに切ってある小さなに、木片こっぱ枯枝かれえだ何くれとされる限りをくべてあたっても、顔は火攻ひぜめせな氷攻こおりぜめであった。とめやが独で甲斐々々しくけ廻った。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
「しからば火攻かこうふせぎは」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)