“御城”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おんしろ60.0%
おしろ40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
寛永三年九月六日むいか主上しゅじょう二条の御城おんしろへ行幸遊ばされ妙解院殿へかの名香を御所望有之これありすなわちこれをけんぜらるる
興津弥五右衛門の遺書 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
こし申上おかざればかなふ可らずと是も明朝明六時あけむつのお太鼓に登城の用意を申付られたりすでにして翌日よくじつ御城おんしろのお太鼓むつ刻限こくげん鼕々とう/\鳴響なりひゞけば松平伊豆守殿には登城門よりハヤ駕籠かご
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
殿との、早々、御城おしろへお退しりぞきなされませ。拙者せっしゃ朝月あさづき先登せんとうつかまつります。朝月、一の大事、たのむぞ」
三両清兵衛と名馬朝月 (新字新仮名) / 安藤盛(著)
○今川橋下を流るゝ神田堀にして、御城おしろ外濠そとぼりより竜閑橋その他諸橋の下を経て来れるものなり。
水の東京 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)