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鼕々
ふりがな文庫
“鼕々”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
とうとう
73.7%
とう/\
26.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
とうとう
(逆引き)
鼕々
(
とうとう
)
と、無敵をほこる藤田隊の押太鼓は、信孝の身辺をむらがり守る騎馬の士たちの足なみをも、しどろに乱して
脅
(
おびや
)
かした。
新書太閤記:08 第八分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
くさくさの式も首尾好く終って
鼕々
(
とうとう
)
と打鳴らす太鼓の音を合図に、暗黒世界は忽ち光明世界に急変するのであった。
怪異暗闇祭
(新字新仮名)
/
江見水蔭
(著)
鼕々(とうとう)の例文をもっと
(14作品)
見る
とう/\
(逆引き)
そして悉くが雪に封じ込められた、渾沌とした靜寂の中に、杉山から引いた桶の水ばかりが、
鼕々
(
とう/\
)
と云つた音を立てゝは落ちてゐた。
奇病患者
(旧字旧仮名)
/
葛西善蔵
(著)
耳
(
みゝ
)
を
傾
(
かたむ
)
けると、
何處
(
いづく
)
ともなく
鼕々
(
とう/\
)
と
浪
(
なみ
)
の
音
(
おと
)
の
聽
(
きこ
)
ゆるのは、
此
(
この
)
削壁
(
かべ
)
の
外
(
そと
)
は、
怒濤
(
どとう
)
逆卷
(
さかま
)
く
荒海
(
あらうみ
)
で、
此處
(
こゝ
)
は
確
(
たしか
)
に
海底
(
かいてい
)
數十
(
すうじふ
)
尺
(
しやく
)
の
底
(
そこ
)
であらう。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
鼕々(とう/\)の例文をもっと
(5作品)
見る
鼕
漢検1級
部首:⿎
18画
々
3画
“鼕”で始まる語句
鼕
“鼕々”のふりがなが多い著者
押川春浪
上司小剣
徳冨蘆花
江見水蔭
作者不詳
葛西善蔵
高浜虚子
吉川英治
佐々木味津三
北原白秋