“御城番”の読み方と例文
読み方割合
ごじょうばん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鳩は一八郎の意志をうけたように舞いがった。手をかざして見ていると、初めは御城番ごじょうばんの方へ直線にツーと行ったがを描いて南へ返り、ハタハタと住吉村の方角へ飛び去った。
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
御城番ごじょうばん膝下ひざもとでさえ、夜ごとに、五人や七人の生血を塗った助広はここにある。ぶッた斬ろうと思う分には、女の一人や半分は、なんの雑作ぞうさもねえところだ。それをやらねえお十夜のはらの底を
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)