“御指南番”の読み方と例文
読み方割合
ごしなんばん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
……ご承知か知りませんが、源右衛門というひとは肥前彼杵ぞのきで二万八千石、大村丹後守おおむらたんごのかみ御指南番ごしなんばん板倉流いたくらりゅうの居合の名人。
顎十郎捕物帳:08 氷献上 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
御指南番ごしなんばん山本小左衛門殿やまもとこざえもんどのの道場に納会のうかいの試合がございました。その節わたくしは小左衛門殿の代りに行司ぎょうじの役を勤めました。もっとも目録もくろく以下のものの勝負だけを見届けたのでございまする。
三右衛門の罪 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
わが剣道の師にて元前橋侯の御指南番ごしなんばんたりし、荒木左膳あらきさぜんと申す者の娘の子なり